9月13日にICO実施のメッセージングアプリKikについて調べてみた

2017年9月12日よりメッセージングアプリのkikがICOを実施します(参加には3日前の事前登録が必要)。

ICOをおこなう多くのプロジェクトがシード期のスタートアップである中、多額の資金調達をおこなっている企業が実施するICOということで注目を集めています。

運営するkik社は未上場ながら評価額10億を超えるユニコーン企業のひとつとされています。

Kik messengerはどんなアプリか

kikは日本で言うところのLINEのようなメッセンジャーアプリです。

日本ではあまり馴染みのないアプリですがユーザーの64%は米国在住のため主に北米を中心に人気のサービスのようです。

月間アクティブユーザーはなんと1500万人以上でユーザーの過半数は13歳から24歳のティーン、ヤングアダルト層です。

他の人気メッセンジャーと違って登録にメールアドレスや電話番号が不要なため、その手軽さも人気の要因のようです。

InstagramなどのSNSでKikのIDを交換して、新しく友達をつくるような使われ方もされています。

またボットシステムも備えておりサードパーティのデベロッパーにより 187,000 以上のボットが作成されています。

ボットシステムと今回発行するkinトークンの連携もあるようです。

ICOの目的は何か

ホワイトペーパーによるとkikはこのICOを非中央集権の分散型組織に生まれ変わるための第一歩と捉えているようです。

マス向けの広告表示や消費者データの販売を行う代わりに、非集中型組織モデルを採用することでユーザー経験やプライバシーを損なわない持続可能なマネタイズモデルを目指しているようです。

企業が中央管理しているサービスを組織ごと非中央集権化を目指していくという非常に挑戦的な取り組みだと思います。

もし非中央集権のサービスがうまくいくことを証明できればあらゆるWebサービスが現在主流の中央集権型から非中央集権型にシフトするきっかけになるかもしれませんね。

Kinはどんなトークンか

KinはEthereumブロックチェーンに導入されるERC20トークンです。

Ethereum上でトークンを発行することで暗号通貨、デジタル財務契約、自動インセンティブ構造など複雑な機能の実装が可能になります。

Kinを使うことでkik内で様々なサービスを受けることができ、また活動によってKinを得ることができます。

KinはKikユーザーのアカウントに統合されたkinアカウントで管理することができます。

Kinの想定されているユースケースをご紹介します。

ユースケース例①VIP グループ


VIPグループはインフルエンサーが、会費を必要とするプレミアムの会員専用グループを作成できるようにする機能です。
いわゆるオンラインサロンのようなものをkik上に展開できるようです。

ユースケース例②プレミアムのユーザー生成コンテンツ


誰でも気軽にビデオ、画像、写真などの有料コンテンツを配信してkinを獲得することができます。
またユーザーはkinを支払うことで有料コンテンツをアンロックすることができます。

画像の例では、クリエーターは新しいメディアに対して 2Kin を請求しています。
グループメンバーは Kin を使って曲を再生することができます。
それを他者に転送した場合(曲を再生した後でも)これらのユーザーも支払いが必要となります。
広く共有されることで、これらのコンテンツはそのクリエーターの優れた仕事に大きな報酬をもたらすが可能があります。

ユースケース例③優先表示メッセージ


Kinを支払うことでグループの全員にメッセージを優先表示させ上部に固定させることができます。

ユースケース例④チップ支払い


ユーザーは他のユーザーに自分の好きなコンテンツに対してチップとして報酬を提供することができます。
取引所のzaifのチャットでできるチップ機能みたいな感じですね。

ユースケース例⑤ボットマネタイズ


ボットはサービスを実行したり、出前用の食事を注文したりすることができます。
例えばボットからピザを注文し、支払いをKinで行うことができます。

ユースケース例⑥ブランドのミッション


ブランドはユーザーに簡単なタスクを行ってもらい、それに対して少額の Kin を報酬とすることができます。
例えばアンケートへの回答やテーマに基づくコンテンツの作成、コンテンツの共有などが含まれます。
写真の例では、「Sweet Corner」というブランドの新しいフレーバーのアイスクリームを食べているセルフィ―を撮るとゆーざーは0.5Kin獲得することができます。

個人的に注目している点

スタートアップのExit戦略の一つとしてICOが選択肢になる?

kikのICOとその他の多くのICOの大きな違いはすでに多額の資金をベンチャーキャピタルから調達している点です。
ICOによって株主は十分なリターンを得られるため、株主からM&AやIPOへのプレッシャーが弱まるのではないかという狙いもあるようです。
もしこのICOの結果Kikがさらなる発展をすることができれば多くのスタートアップ企業の有力なExit戦略としてICOが認識されるかもしれません。

Ethereumのスケーリング問題解決への模索

Ethereumはまだまだ黎明期のプロジェクトのため最近の急激なトランザクション増加によるネットワーク遅延をしばしば起こしています。

すなわちそれは手数料の高騰や送金時間の遅れにつながりユーザー体験を悪化させることにつながります。

そのためKikはまず半集中型ハイブリッドオンチェーンとオフチェーントランザクションサービスを導入しスケーリング問題に対応します。

オンチェーンとオフチェーンのハイブリットと言う解決方法でEthereumが実用可能なものであることが証明されれば多くのユーザーを抱えている既存ウェブサービスのICOが活発になるかもしれません。

Kikのメインユーザーが若者であること

kikのメインユーザーは13歳から24歳のティーン、ヤングアダルト層です。

多くのティーンにとって暗号通貨に初めて触れるきっかけになるかと思います。

そのティーン達が暗号通貨の新しい使い方を生み出し暗号通貨の可能性が広がればいいなと思います。

以上、注目されてるメッセージングアプリKinのICOのご紹介でした!
ちなみにKinのICOは9月12日ですが9月9日午前9時(どこの時間でだろう)以前に事前登録が必要なので興味のある方はおはやめに!

KIN公式サイト
KINホワイトペーパー(日本語)

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